【快感学入門編#5】快感の総量

「3回ハメ男」と「3時間男」

「やっぱさ、セックスって気持ちよくてなんぼだよな!」

週末の居酒屋。お酒を片手に、男同士の猥談に花が咲いていた。
口火を切ったのは、グループの中で一番モテる(と思われている)Aだ。

A「こないださ、合コンで1人持ち帰っちゃったよ!」
皆「いいな〜それ! で、どうなったの?」
A「そのままホテル直行。朝まで3回もしちゃったよ」
皆「マジか! すげぇな〜! てか、その女の子とはその後どうなの?」
A「LINE交換して何回か会ったんだけどさ……なんか知らんけどブロックされたんだよね」
皆「うそ〜! 勿体ない! んで、それっきり?」
A「そうなんだよね〜。まあ今は別の女と遊んでるからいいんだけどさ」
皆「相変わらずモテモテだな〜! ……そういえばBは最近どうなの?」
B「俺は変わらずだよ」
皆「まだあの彼女と続いてるの? 確か1回セックスするのに3時間かかるとか言ってたよね」
B「うん、そうだよ。最近は3時間でも足りないかも」
皆「マジか! 3時間!? よく飽きないね……どうやったらそんなに時間かかるの? 普通30分もあれば終わるじゃん」
B「別に特別なことはしてないよ。ただ、気持ちいい時間が長ければ長いほど、俺も気持ちいいからさ」
A「え〜っ? 俺なんて濡れたら即入れて発射だよ! それを何回も繰り返す方が、気持ちいいこと沢山出来て良くね?」
B「まあ、そう思う人もいるかもね。でも、回数増やしても彼女ってあんま喜ばないんだよね」
A「でもさ、やっぱ自分が気持ちよくなってナンボじゃねーの? なんかそうやって女に優しすぎるのって、フェミ男っぽくてダサいよ」

冷やかすAの言葉を聞きながら、Bはハイボールを口に含み、心の中で静かに呟いた。

(ダメだコイツ……典型的な『射精脳』だ)

(一晩に何回発射したかじゃなくて、一度のセックスでお互いの快感をどれだけ増やせるか。その方が良いのに、コイツは一生それに気づけないんだろうな……)

【解説】

なぜ男は「回数」に走りたがるのか?
居酒屋のA君のように、多くの男性はセックスを「発射の回数」で誇ろうとします。
なぜ男性が回数にこだわるのか。その理由はシンプルです。
男性の快感は『射精現象』に基いた固定された快感だからです。

男性の快感は射精する瞬間に集中し、1度射精するとゼロ(あるいはマイナス)に戻ります。いわゆる賢者タイムです。そもそも射精による快感はほぼ変動がないため、男は「3回やった」「朝までやった」という「回数(数)」でしか満足度を積み上げられないのです。

しかし、女性の身体の仕組みは全く異なります。

女性の快感には上限がありません。1度興奮状態に入るとそれが継続していき、その状態で繰り返しオーガズムすることが出来ます。時間が長くなるほと快感の量は増え続けるわけです。快感が積み上げ方式であり、限界がなく『無限』に積み上がっていきます。

男性の快感
『固定』だから回数(数)で稼ごうとする
女性の快感
『無限』だから内容(質と時間)で深まる

興奮しないまま、濡れたからと即挿入して発射を繰り返す「回数主義」のセックスは、女性からすれば、不完全燃焼に何度も付き合わされる不毛な時間と作業になるのです。
A君が女性からLINEをブロックされた理由は、まさにここにあるのではないかと推察できます。

セックスを評価する尺度は「満足度の高さ」

もし、私たちのセックスを評価する尺度があるとするなら、それは「何分やったか」でも「何回出せたか」でもありません。

『セックスでお互いの満足度がどれだけ高く満たされたか』

実にシンプルです。

1回の満足度が「10」の雑なセックスを3回繰り返しても、満足度の総量は「30」にしかなりません(しかも女性側は疲労と不満でマイナスです)。

しかし、B君のように丁寧に時間をかけ、彼女のアイドリングを満たして快感を溢れさせるセックスなら、たった1回で満足度は「100」にも「1000」にも跳ね上がります。

女性の「無限の快感」の扉を開き、満足度を高めること。
それこそが、結果として男性自身の快感や「愛されている実感」をも最大化させる、最も効率的でコスパの良い方法なのです。

まとめ

ここで一つ、身も蓋もない現実をお伝えします。

満足度の低い交際
短命(即ブロック・浮気・離婚)

満足度の高い交際
長寿(代わりが効かない絶対的な絆)


一晩限りの遊びの恋なら、浅い「回数ゲーム」でも誤魔化せるかもしれません。
しかし、長い時間を共に過ごすパートナーシップや、一生を誓い合う「結婚」となると話は別です。どちらの交際が良いのかは、言うまでもなく明々白々でしょう。

セックスにおける「快感の総量」が大きいことは、単に夜の営みがうまくいくことにとどまりません。
日々の絆、感謝の気持ち、お互いへの寛容さ、そして人生全体の充足感……そのすべての面において、圧倒的に良い働き(プラスの循環)へと繋がっていくのです。

まだ『射精脳』続けますか?

一度のセックスの中で、彼女をどれだけ深い快感で満たせるかという「総量」にコミットすること。
快感の総量を高められる男は、パートナーと深く愛し合い、長く幸せに歩め可能性は爆上がりします。選択は自由ですが、あなたはどちらを選びますか?

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